有効成分

馬ブドウは野ブドウとも呼ばれるブドウ科のつる草。 東北地方を中心とした地域では、古くから馬ブドウを採取し、リウマチや神経痛、関節炎に効く民間薬として利用されてきたほか、肝臓を強くするとも言い伝えられてきました。東洋医学でも、根・実・茎・葉の全草のすべてに薬効があると考えられています。
中国古来の薬草学を集大成した書物「中国大事典」には、効能として「清熱」と「解毒」作用があるとのっています。リウマチや関節炎などは患部に熱をもっていますから、その熱を冷まし(=清熱)、患部の毒をとり去る(=解熱)というわけです。
現代医学の面からの馬ブドウの効果についての研究が進んだのは、70年代に入ってからです。肝炎や脂肪肝のネズミに、馬ブドウの抽出液を与えて、その肝細胞を調べたのでした。 「化学工場」ともいわれている肝臓は、一度機能をそこなうと命取りになりかねません。肝機能障害、あるいは肝臓病というと、お酒の飲みすぎから始まる印象があります。
もちろんアルコールや薬物も原因のひとつですが、多くはウィルスによる急性肝炎から始まることが多いのです。 肝臓が炎症を繰り返したり、アルコールや薬物によって肝機能障害を起こしたりすると、肝細胞が破壊され、そこが繊維成分におきかえられていきます。その部分の細胞は死んでしまい、さらにその周りの繊維化が進みます。こうして肝臓全体が機能しなくなってしまうのが肝硬変です。
肝臓病はできるだけ軽症のうちに、細胞の繊維化を防ぐしかありません。なのに、肝臓病には決定的な特効薬がありません。 B型肝炎にはステロイド療法、C型肝炎にはインターフェロン療法がありますが、いずれも副作用が問題になっています。

先の実験では、馬ブドウの抽出液に繊維形成阻害成分があることがわかりました。さらにうれしいことには、太く束になった繊維をほぐして、元の状態になることも報告されています。

治療方法は「安静と食事療法」といわれている肝臓病患者にとって、馬ブドウは頼もしい味方といえるでしょう。


【発ガンの仕組み】  発ガンは、さまざまな段階を経て起こってくることがわかっています。  イニシエーションは、 ガンを発生する物質(イニシエーター)が、DNA(生物の遺伝子の本体)を傷つけ正常な細胞をいわば「ガンの芽細胞」に変える段階をいいます。  プロモーションは、発ガンを促進する物質(プロモーター)が、イニシエーションを経たガンの芽細胞に何回も作用することによって、ガン細胞へと目覚めさせる段階をいいます。

【ウコンの成分クルクミンの働き】  現在、ガンをはじめとするさまざまな病気の元凶として、活性酸素という反応性の高い酸素分子とその仲間(フリーラジカル)が注目されるようになってきました。活性酸素が体内に生じると、細胞に攻撃を加えて(酸化)、DNAを傷つけます。  つまりこれは、発ガンイニシエーションの段階であり、活性酸素はイニシエーターと考えられます。そして、ウコンの成分クルクミンには 活性酸素を退治する優れた力があるので、イニシエーションを抑制する効果も高いと考えられるわけです。実際、ネズミの舌ガンの実験で、クルクミンはイニシエーションとプロモーションの両方を強く抑えたという報告があります。

【テトラヒドロクルクミン】  また、クルクミンには、もう一つ優れた点があります。抗酸化力を持つ物質には、活性酸素を捕らえたあと、それ自体が不安定になり、フリーラジカルになって悪さをするもの(例えば、ビタミンE)があります。しかし、テトラヒドロクルクミンの場合は、ジヒドロフェルラ酸という安定した無害な物質に変わることが、私たちの実験で確かめられています。


【ガジュツの強い殺菌効果】  ショウガ科の仲間のガジュツにはアズレンやカンファーといった精油成分が含まれています。このうち、アズレンには炎症や潰瘍を治す作用や胃液中のペプシン(たんぱく質分解酵素)の過剰な働きを抑える作用があります。  さらに、特に注目しておきたいのは、ガジュツにはその殺菌作用のひとつとして、ヘリコバクター・ピロリという細菌を退治する力があることです  ヘリコバクター・ピロリは人の胃や十二指腸の粘膜に住みつき、独特の攻撃方法で胃や十二指腸の粘膜を傷つけ 、炎症や潰瘍をつくる細菌です。現在では、この細菌を胃や十二指腸から取り除けば、潰瘍の治療や再発防止にきわめて有効であることが確認されています。ヘリコバクター・ピロリは慢性萎縮(いしゅく)性胃炎にもかかわっています。  ちなみに、慢性萎縮性胃炎の人が胃ガンになる危険性は、胃が健康な人に比べて 、実に五・七倍も高いという報告があります。つまり、ヘリコバクター・ピロリを取り除くことは、胃ガンの予防にもつながるのです。

【便秘はガンや成人病の隠れた原因】  便秘の悪影響として心配な病気の代表が、大腸ガンです。  また、ガンのほかにも、便秘はいろいろと体に悪影響を与えます。特に女性と関係が深いのは、美容の問題でしょう。便秘は、肌荒れや吹き出物の原因としても女性を悩ませます。また、便秘そのものが腹部の膨満感、不快感、頭痛、腰痛、倦怠感(けんたいかん)、不眠などを引き起こす場合も珍しくありません。  さらに、便秘は血圧を上昇させることもあり、高血圧は動脈硬化を進める危険な原因のひとつです。  薬用植物のウコンは、そうした便秘の解消に非常に有効です。なぜなら、ウコンには豊富な食物繊維が含まれているからです。食物繊維は便のかさを増やし、腸壁を刺激して腸の働きを高め、便通をよくします。

【ウコン+ガジュツで薬効はさらに高まる】  ガジュツには、以上のような胃の症状に対する薬効成分が含まれています。そして、ウコンと一緒にとることで、両方の同じ効果を持つ成分が相乗作用を発揮したり、両者がそれぞれ不足する成分を補い合ったりして、選りすぐれた効果をもたらすのでしょう。

【リウマチや関節痛の炎症を抑えるウコン】  中高年になると、リウマチや関節痛などの炎症に悩まされる人が増えます。  そんな人がウコンをとれば、クルクミンや精油成分の抗炎症作用によって、リウマチや関節痛の症状を早めに改善できるでしょう。

【コレステロールの増えすぎも防ぐウコン】  ウコンは、便通をよくするだけでなく、余分なコレステロールを減らす働きも持っています。これも、一つには食物繊維の働きです。食物繊維は未消化のまま腸管を通過するときに、コレステロールを吸着して排泄されます。   コレステロールを減らすもう一つの要因は、ウコンの薬効成分です。ウコンに含まれるテルペン系の精油成分(芳香性のある揮発性の油成分)や苦み成分は、腸管から吸収されたあと血管に入り、血液中のコレステロールを分解します。

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